映画レビュー

映画レビュー

映画『とんかつDJアゲ太郎』感想 とんかつは揚げられても客席はアゲられず! これは音楽やDJに対するリスペクトの無いB級グルメ映画だ!【ネタバレあり】

今回取り上げるのは二宮健監督・脚本の『とんかつDJアゲ太郎』。本作は、2014年9月から2017年3月まで集英社の『少年ジャンプ+』で連載されたイーピャオ(原案)と小山ゆうじろう(作画)による同名のギャグ漫画が原作で、老舗とんかつ屋の三代目・揚太郎がクラブカルチャーに目覚め、とんかつもフロアもアゲられる「とんかつDJ」を目指して奮闘するストーリーです。
映画レビュー

映画『スパイの妻〈劇場版〉』感想 祝・銀獅子賞受賞!黒沢清監督最新作は、俳優陣の演技が「お見事な」良質のサスペンスだった!【ネタバレあり】

今回取り上げるのは、黒沢清監督の『スパイの妻〈劇場版〉』。本作は、2020年6月にNHK BS8Kで放送されたテレビドラマをスクリーンサイズや色調を新たに再編集した劇場版で、主演となるスパイの妻を蒼井優が、その夫役を高橋一生が演じています。
映画レビュー

映画『星の子』感想 新興宗教の2世を芦田愛菜が熱演! 信じるか信じないかはアナタ次第!【ネタバレあり】

今回取り上げるのは、芦田愛菜主演の『星の子』。芦田愛菜と言えば、ドラマデビュー作『Mother』(日本テレビ系列)への出演で一躍その名を全国に知らしめ、ドラマ『マルモのおきて』(フジテレビ系列)の主題歌『マル・マル・モリ・モリ!』で鈴木福とNHK紅白歌合戦にも出場した(元)天才子役。
映画レビュー

映画『浅田家!』感想 家族写真をテーマにした感動物語! 二宮和也ら実力派キャストたちの演技合戦が静かにアツい!【ネタバレあり】

本日取り上げるのは、嵐の二宮和也主演『浅田家!』。本作は、写真集『浅田家』で写真界の芥川賞と呼ばれる第34回木村伊兵衛写真賞を受賞した写真家・浅田政志を主人公にした作品で、同作と、東日本大震災の被災地で写真洗浄のボランティア活動に励む人々を撮影した写真集『アルバムのチカラ』の2冊が原案となっています。
映画レビュー

映画『フェアウェル』感想 優しい嘘が国境を超える!オークワフィナ主演の実際にあったウソに基づく物語【ネタバレあり】

今回取り上げるのは、A24の最新作『フェアウェル』。監督は本作が長編2作目となるルル・ワンで、主演を務めるは『オーシャンズ8』や『クレイジー・リッチ!』の出演で一躍スターダムにのし上がった女優・ラッパーのオークワフィナ。
映画レビュー

『ミッドナイトスワン』感想 2020年の邦画を代表する作品が誕生! 草彅剛の新境地と本作デビューの新人・服部樹咲の才能に括目せよ!【ネタバレあり】

今回取り上げるのは、草彅剛主演の『ミッドナイトスワン』。監督・脚本は昨年Netflixで大ヒットを記録した『全裸監督』の内田英治、音楽を世界で活躍する音楽家・渋谷慶一郎が務めます。内容は、トランスジェンダーとして生きる凪沙と育児放棄された少女・一果との出会いから別れを描いた《ラブ(家族愛)ストーリー》で、オーディションでヒロインの一果役を射止めた服部樹咲(みさき)は、本作が女優デビューとなります。
映画レビュー

映画『映像研には手を出すな!』感想 アイドル映画としては素晴らしい出来だが、1本の映画としては色々と気になる点が多い作品だった【ネタバレあり】

今回取り上げるのは、映画『映像研には手を出すな!』。原作は「月刊!スピリッツ」で連載中の大童澄瞳による同名漫画で、今年の1月~3月期には今や日本を代表するアニメ作家・湯浅政明監督がアニメ版(NHK総合)を手掛けたことでも知られています。
映画レビュー

『TENET テネット』感想・あらすじ徹底解説! ノーラン節炸裂!! 世界が驚愕した「順行VS逆行」の極上時間バトルを体感せよ!【ネタバレあり】

今回取り上げるのは、クリストファー・ノーラン監督の最新作『TENET テネット』。製作費2億2500万ドルを費やして作られた本作は、世界で4台しかない超高解像度の70㎜IMAXカメラで撮影された作品で、ノーラン節とも言える『複雑に構築された世界観』や『斬新なアイディア』、『観る者を圧倒する迫力』が極限まで達した、監督の集大成との呼び声も高いスパイアクションです。
映画レビュー

映画『窮鼠はチーズの夢を見る』感想 大倉忠義と成田凌がW主演! 確かに演技は凄いが気になる点も……【ネタバレあり】

今回取り上げるのは関ジャニ∞の大倉忠義と成田凌がW主演を務めた話題作『窮鼠はチーズの夢を見る』。映画『劇場』でホームランをかっ飛ばしたばかりの行定勲が監督を務め、脚本は『ナラタージュ』でも行定監督とタッグを組んだ堀泉杏。原作は人気漫画家・水城せとな(代表作は『失恋ショコラティエ』や『脳内ポイズンベリー』)による同名作品と、その後を描いた『俎上の鯉は二度跳ねる』となっています。
映画レビュー

『mid90s ミッドナインティーズ』感想・解説 ジョナ・ヒル初監督作品は90年代をリアルに再現した最高のジュブナイル映画だった!【ネタバレあり】

今回取り上げるのは、『マネーボール』や『ウルフ・オブ・ウォールストリート』で知られる俳優・ジョナ・ヒルの初監督作品『mid90s ミッドナインティーズ』。本作は、2018年10月に全米4館で限定公開され、最終的には1200スクリーン超まで拡大したことでも知られていて、僕も当時「ジョナ・ヒルが映画を撮ったらしい」という情報は得ていたのですが、待てど暮らせど公開されず2020年9月4日に満を持して日本でも公開されました。
タイトルとURLをコピーしました